1994年には、6万カ所以上あったガソリンスタントは、2020年には3万カ所を割り込み約25年で半数に減少しました。2000年ごろには、セルフガソリンスタンドが解禁になり、ガソリンの価格も下がり薄利多売となり価格競争になりました。
燃費の良いハイブリッドの車が増えるだけでなく、車を運転する人口が減り、若者の車離れでさらにガソリンのニーズは減少、ガソリンスタンドの数も減ることになりました。
2011年には、消防法も厳しくなりガソリン貯蔵タンクの流出対策が必須となりタンクの入れ替えを行うと3~4000万円の出費となります。今後、さらにガソリンのニーズは少なくなり、水素ステーションを設置するのであれば整備費用は4~5億円と言われています。
廃業して業界転換をするためには、タンクを取り除く費用も数千万円とかかるため、廃墟になっている場所も少なくありません。エネルギー業界に固執するにも、大きな出費とリスクがのしかかります。今後、車の主流が電気となるか、水素になるのか、まだ不透明な部分も大きく不安が残ります。
フィットネス産業は、廃れることがなくさらに、不景気にも強い業界です。新型コロナは、対策も難しくなく対応することが可能です。街道沿いの立地良い広めのガソリンスタンドであれば、フィットネスジムに事業転換しても十分に元がとれるでしょう。企業に体力のあるうちに、次の手の一つにフィットネス事業も一つの視野に入れてみませんか?
まずは、今の場所がフィットネスクラブとして採算の取れる場所かどうかから、診断いたします。