日本企業の利益率は5.3%です。米国は22.6%、欧州は15.0%。
日本の事業主からすると、ショックな数字です。事業主は働いても働いてもお金がたまらない。従業員の為に働いているという感覚を覚えている人も多いでしょう。
世の中に、「ゼイッタイ」ということはありません。市場調査、事業計画、競合分析、集客計画、返済計画を完璧に準備しても、予定通りうまくいかなかったり、失敗する可能性はあります。
SPORTZAが関わった、スポーツジムでも、梅雨の時期にオープンが重なり、内覧会で最も集客ができるときに全て大雨。集客目標の30%にも届かない散々なものでした。そのジムは、近年まれにない、長雨でグランドオープン後も、雨が続き集客には、とても苦労しました。スポーツジムのオーナーが選び開業した場所は、データでは絶対に失敗しないような最高の場所だったために、予定よりも5ヶ月遅れて、集客を行い、軌道に乗せることができました。
このスポーツジムのオーナーは、小さなパーソナルジムを経営していましたが、大きな融資を申し込み、100坪以上のジムをオープンさせました。
売上も、利益も大きく取れるようになりましたが、これは、借金という大きなリスクを取ったから大きなリターンがあったわけです。
日本は、欧米に比べてリスクを取らない経営スタイルが多く、リターンも少ないのが現状です。欧米では、ハイリスクハイリターンということもあり、倒産する企業も少なくありません。
利益率を上げるためには、リスクを取ることも大切ですが、リスクを減らすためには、市場調査、事業計画、競合分析、集客計画、返済計画をしっかり作ることが大切です。
事業者の皆さんは、コンサルタントに依頼するときには、数値の根拠を徹底的に聞きましょう。しっかり聞いて理解することが大切です。