COLUMN
コラム

まだまだ「会社をうりたい」と言い出しにくい世の中ですね

  • 事業再生

私が今担当しているM&A案件は、経営者が70歳を超えている企業です。経営者が高年齢になってきて、銀行や証券会社から「会社売ればどうですか?」と提言を受ければ、半信半疑の状態でしょうが、その話に乗っかっていく場合もあるかと思います。普通の人は自分の代で引退=「廃業」となっていくのではないでしょうか?M&Aという言葉も知らない世界の経営者もいらっしゃいますし、「自分の会社なんてうれるのか?」と疑心暗鬼な経営者もたくさんいると思います。

我々のようなスモールM&Aアドバイザーの仕事の一つは、「世の中に告知」「啓蒙する」「知らしめていく」ことが最初の大きな仕事だと思います。まだまだM&Aが中小零細企業でも成立するということを知らない人がたくさんいらっしゃいます。

ビジネス的に黒字、魅力ある伸びしろがある事業等、廃業させてしまうのはもったいない会社は、世の中にたくさんあります。それらの情報をぜひお知らせください。それが日本国家を救うことになります。事業内承継が難しくなってきている昨今、第三者への事業譲渡(M&A)が従業員の雇用を守り、日本を強くする施策だと私は思います。

2021-03-08
南本静志(boss@re-p.co.jp )
中小企業診断士

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