売り手の「譲渡価格」と買い手の「買収価格」は当然、異なってきます。我々M&Aアドバイザーが思う「適正価格」というものもあります。当たり前ですが、売り手はより高く、買い手はより安く、というのが通例です。
しかし、スモールM&Aってそれだけでしょうか?
昔から行われている大手企業のM&Aは、敵対的買収等も含めて会社を金額で見立てて買収していくことが多いですが、スモールM&Aは金額だけではない気がします。
スモールM&Aは以下の要素で適正価格が決まり、それを売り手が納得すれば、売り手も買い手もWIN-WINな関係が構築できると確信します。
(1)価格
(2)買い手の強い想い(経営して商売で成功したいという強い気持ち)
(3)売り手の会社をバトンタッチして引き継いでほしいという熱い思い(何とか事業を継続して地場で成長して欲しいと思う気持ち)
この思いを売り手と買い手がうまくマッチングし、理解しあえば、価格は二の次になるような気がします。(私見ですが)
2021-03-23
中小企業診断士 南本静志
M&Aアドバイザー