スモールM&Aと言えども、創業経営者にとって我が子のように育ててきた会社を身売りするとなると、それなりの思い入れがあり、感傷的になるものです。そこを買い手企業がモノを扱うように資金力に任せて買収を仕掛けると、売主は拒否反応を起こす場合があります。
それを回避するために、買い手企業は買収後のイメージを売主にきちんと丁寧に説明する必要があります。
たとえば、
(1)現業務(特に取引先への対応)はどのように対応するのか
(2)現在の社員やスタッフはどのように処遇するのか
(3)今後、この会社をどんな方向に導いてくれるのか、
等々を事業計画という形で整理し、売主側に安心感を提供していく努力が必要です。
経営者も人の子、自分の会社が将来どんな形に変貌していくのか?それが当然気になるものです。
2021-04-23
南本静志(boss@re-p.co.jp )
M&Aアドバイザー