2023年3月1日
東京ビッグサイトで行われた第40回「フランチャイズ・ショー 2023」に行きました。
これまでもフィットネス関連の展示会には必ず足を運ぶことにしています。二度目の今回は、従来と異なる角度からフィットネス業界を見ること、この先の業界の動き、そして私たちが目指す方向を明確にすることを目的としました。
今回のFC展示会に出展しているフィットネスクラブは、想像以上に多数で、1社を除くすべてが同じ方向に向かっていました。
答え:私たちは間違っていないことを確信!
多くのフィットネスクラブが共通しているのは、
「無人」「アプリ」
「投資家を見て、ユーザーを見ていない」
「キラーコンテンツが無い」
「価格競争」
「会員からの愛着は、得られない」
などのこと。
一般的にフィットネスクラブの集客は、広告、WEBサイト、チラシなどで一定数をあつめることができることから、スタート後の数年間は健全な経営を行うことができます。
しかし、やがて退会率は高まり、そのことに連れて集客の為のコストは利益を蝕みます。
結果いくらポスティングやWEB広告、イベントを行ったとしても効果を得られにくくなってしまうのが常です。
今回気になったA社を例に話をしましょう。
A社は「100坪で5千万円、何よりもコミュニケーションを大切にするジム」を、フランチャイズ展開しています。このプランはとても魅力的です。
何より5千万円の資金は、大手メーカーのマシンのコピー商品で訴えられるリスクを含む中国製のマシンとは別に、信頼のおけるマシンを揃えることが可能になり、おのずと顧客もオーナーも満足する魅力的な素晴らしいジムが出来上がります。さらにしっかりとパーソナルトレーナーを育て、人材を外に派遣することでさらに収益を得ることが可能です。
その半面、誰もが認めるおしゃれなジムには、スタッフやトレーナーに若者が集まりやすく、離職率の高さから、常に新人教育に費用がかかり、そのものがリスクとなります。
リスクとフランチャイジーへの支払う金額は、利益を圧迫し、教育費を抑えると、ジムのサービスの低下を招きます。すると会員の満足度は下がり、退会率が高くなります。
ビジネスで大切なことはバランス。良い塩梅でビジネスを回すには、頃合いを見計らう視点が大切。それは常に時代の情報を収集すること以外には方法はありません。
私たちの目指すビジネスは、10年、20年続くビジネス。
成功への方程式は、間違っていないことを確信しつつ、FCフェアを後にしました。